解説2024.06.21

AdChoices 広告をブロックする方法

AdChoices の広告をブロックする方法


普段より多くの広告が表示されていると感じる場合、ご使用中のPCやスマートフォンに「AdChoices」がインストールされているかもしれません。

AdChoices」は危険なマルウェアではありませんが、Web閲覧中に大量の広告スキップできない動画広告などを表示する可能性があります。

本記事では、「AdChoices」の概要やブロック方法をご説明します。

AdChoices 広告とは?

AdChoices」は会社や製品ではありません。Cookie、検索履歴、閲覧記録の処理を通じて機能する、興味関心に基づく広告のためのプログラムです。「AdChoices」の主な目的は、オンライン広告をユーザーの関心に合わせて調整すること、また、そのような広告のマッチングの基準に関する透明性のある情報をユーザーに提供することです。

AdChoices」の広告は、インターネット使用していれば既にご覧になったことがあると思います。広告の隅にある小さな青い矢印が「AdChoices」のロゴです。この青いアイコンをクリックすると、なぜこの広告が表示されているのかを確認することができます。

AdChoices 広告
Image sourced from Lonely Brand

AdChoices はウイルスやマルウェアなのか?

AdChoices」はウイルスやマルウェアではありません。「AdChoices」は、広告主がオンライン・マーケティング・キャンペーンをより効果的に行えるようにするだけでなく、ユーザーにとっても有益な、邪魔にならない広告コンテンツを提供するように設計されています。

AdChoices」をオフにすることもできますが、広告が表示されなくなるわけではありません。興味関心に基づくパーソナライズのためにお客様のデータを使用しないため、パーソナライズされていない広告を含む、より多くのランダムな広告が表示されることになります。

では、「AdChoices」とその広告を完全に無効にする方法はあるのでしょうか?

AdLockを使ってAdChoicesをブロックする方法

AdChoices」は高性能なプログラムであり、さまざまな障害を回避して広告を表示することができます。しかし、広告ブロックアプリ「AdLock」を使用すればAdChoices」の広告をブロックすることが可能です。

広告ブロックアプリ「AdLock」は、PC(Windows / Mac)とモバイルデバイス(iPhone / iPad / Android)に対応しており、AdChoicesだけでなく様々なオンライン広告にも対応しています。

AdLockは、PCやスマートフォンなどのシステム全体で機能し、サーバーへの保護された安定した接続を作成します。サーバーはオンラインコンテンツをフィルタリングし、パブリックアクセスに個人情報の痕跡を残しません

AdLockを使用すれば、閲覧中のWebページに表示される派手なバナー広告自動再生の動画広告などの不快な広告を消しさることができます。では、どのように設定するのかをご説明します。

AndroidでAdChoicesをブロックする方法

Android のスマートフォンやタブレットで 「AdChoices」 広告をブロックするための最初のステップは、AdLockをダウンロードしてインストールすることです。インストール完了後、AdLock for Android を開くと、あとは簡単な手順で広告をブロックすることができます。

  1. 初回起動時の設定
    インストール完了後、ユーザーガイドの「初回起動時の設定」を実行してください。
  2. アップデートの確認
    AdLock for Android 起動し、画面左上のメニューアイコン(三本線のアイコン)>「設定」>「アップデートの確認」をタップします。アップデート可能な項目が表示された場合はアップデートを実行してください。
AdLock のフィルターを最新版にアップデートする

上記の操作実行後、今まで「AdChoices」のバナーが表示されていたWebサイトにアクセスしてみてください。「AdChoices」のバナーがブロックされていることがわかると思います。

サムスンのモバイル端末で AdChoices をブロックする方法

サムスンのスマートフォンやタブレットでも、他のメーカーの端末と同様に「AdChoices」の広告を削除することができます。以下の手順をご覧ください。

  1. Google 広告設定を開きます。
  2. 広告のカスタマイズはオンになっています」をオフにします。
  3. カスタマイズをオフにする」画面が表示されたら「無効にする」をタップします。
  4. 表示された画面で「Your Online Choices に移動」をタップします。
    AdChoices」のページに移動し、ステータスチェックが開始されます。完了までしばらくお待ちください。
  5. STATUS CHECK COMPLETE」画面が表示されたら「CONTINUE」をタップします。
  6. OPTOUT OF ALL」をタップします。

この方法は、すべてのサムスン製スマートフォン/タブレットで使えるはずです。もちろん、パーソナライズのためにあなたのデータを使わなくなるだけなので、広告を見る回数が減ることを保証するものではありません。「AdChoices」の広告を完全に非表示にするには、AdLockの広告ブロック機能をご使用いただくことをおすすめします。

PCのWebブラウザでAdChoicesをブロックする方法

一部のユーザーは、広告ブロックアプリをインストールしているにもかかわらず、「AdChoices」広告がまだ表示されていると報告しています。この場合、古くなった「AdChoices」のファイルがWebブラウザに残っている可能性があり、Webブラウザの設定によって問題を解決することができます。

しかし、「AdChoices」は他の名前やデザインを使用していることが多いため、単純な名前の検索ではみつからない場合があります。Webブラウザ内の「AdChoices」を見つけるためにどのような手順を踏むべきかを見てみましょう。

Google Chrome からAdChoicesを削除する方法

Google Chrome では様々な拡張機能を使用可能ですが、その中に「AdChoices」が含まれている場合があります。次の手順に従って削除してみてください。

  1. 未知の拡張機能をアンインストールする
    Chrome の設定(右上の「⋮」アイコン)を開き、ドロップダウンリストから「その他のツール」>「拡張機能」の順で選択します。拡張機能の一覧から、「AdChoices」またはその他の見覚えのないものを探します。見つかったら「削除」をクリックしてください。
Chrome 不要な拡張機能を削除
  1. 検索エンジンを管理する
    Chromeの「設定」画面に移動し、「検索エンジン」欄で「検索エンジンの管理」をクリックし、リストに何があるか確認してください。万が一、自分でインストールしていない不審な検索エンジンを見つけた場合は、その検索エンジンを削除してください。
Chrome 検索エンジンの管理
  1. Chromeをリセットする
    Chrome の「設定」画面で下にスクロールし、「詳細設定」を開きます。下部の「設定のリセット」欄で「設定を元の規定値に戻す」をクリック後、ポップアップウィンドウで「設定をリセット」をクリックします。

Mozilla FirefoxからAdChoicesを削除する方法

Mozilla FirefoxからAdChoicesを削除する方法

Firefoxから「AdChoices」を削除するには、いくつかの手順があります。

  1. 拡張機能の確認
    右上のFirefoxメニューを開き、「アドオンとテーマ」を選択します。または、キーボードショートカットのCtrl+Shift+Aを使用することもできます。「拡張機能」メニューをクリックし、インストールされている拡張機能に不審なものがあれば削除します。
FireFox 不要な拡張機能(アドオン)を削除
  1. Firefoxをリフレッシュする
    この方法によってWebブラウザの元の設定を復元することができます。
    メニューから「ヘルプ」>「他のトラブルシューティング情報」をクリックします。右上の「Firefoxをリフレッシュ」をクリックし、デフォルト設定に戻します。
FireFox をリフレッシュする

OperaからAdChoicesを削除する方法

OperaからAdChoicesを削除する方法

Operaには高度なユーザー向けのオプションが多数用意されています。その一方で、それらが「AdChoices」ファイルの隠れ蓑になることもあります。以下の手順をご覧ください。

  1. 設定をクリーンアップする
    Opera 左側のサイドバーにある設定(歯車の)アイコンをクリックし、「設定」画面に進みます。
    設定画面の「検索エンジン」欄でインストールされているサードパーティ製の検索エンジンを確認し、疑わしいものを見つけたら削除してください。また「設定」画面の中にある「起動時」欄で、リストの中に疑わしいページが表示されていないかを確認します。必要に応じて削除してください。
  2. 拡張機能を確認する
    サイドバー下部の「…」アイコンをタップし「Opera ツール」欄の「拡張機能」赤い「O」をクリックして「拡張機能」を選択するか、キーボードショートカット(Windows : Ctrl + Shift + E / Mac : command + Shift+ E)を使用して拡張機能画面を開きます。インストールされているすべての拡張機能を確認し、疑わしいと思われるものを削除します。
Opera 不要な拡張機能を削除する

SafariからAdChoicesを削除する方法

iPhone、iPad、またはMacのSafariからAdChoicesを削除する方法をご紹介します。

  1. 拡張機能を確認する
    画面の左上にある「Safari」をクリックして設定を開き、「Safari拡張機能」を選択します。Safariに搭載されているすべての拡張機能のリストを確認し、インストールした覚えのないものは削除します。
  1. Safariをリセットする
    画面の左上にある「Safari」をクリックして設定を開き、ドロップダウンリストの中から「Safariをリセット」を見つけます。操作を確定すると、Safariが元の状態に戻ります。

Microsoft EdgeからAdChoicesを削除する方法

Microsoft EdgeからAdChoicesを削除する方法

Microsoft Edge で「AdChoices」を削除するには以下の内容をご確認ください。

Microsoft Edgeの右隅にある「⋮」をクリックして、「設定」を開き、「閲覧データの消去」、「消去する内容を選択」の順に選択し、すべてのボックスにチェックを入れて「消去」をクリックします。変更を有効にするために、PCを再起動します。

デスクトップPC/ノートPCでAdChoicesを削除する方法

AdChoices」はコンピュータのシステムフォルダの中にうまく隠れていることがあります。ここでは、最も人気のある2つのOSで「AdChoices」を検出して削除する方法をご紹介します。

WindowsからのAdChoicesを削除する方法

Windows 10の場合

  1. ショートカットのWin+Iを使うか、スタートボタンを右クリックして「設定」を選択します。
  1. アプリと機能」に移動して、インストールしたアプリの全リストを確認します。「AdChoices」に関連するもの、見覚えのないアプリ、あるいは単に不審なものを見つけた場合は、それをアンインストールしてください。

旧バージョンの Windowsの場合(XP、Windows 7、8、Vista)

  1. ショートカット(Win+X)を使うか、スタートボタンを右クリックして「コントロールパネル」を選択します。
  2. プログラム」を選択し、「プログラムのアンインストール」を選択します。ここでもし、怪しいものがあればアンインストールしてください。

このチェックは、「AdChoices」でトラブルを抱えているユーザーにとっては必須の作業ですが、インストールされているアプリの中にアドウェアが見つかることを保証するものではありません。

AdLockをダウンロードしてWindowsデバイスにインストールすれば、手間をかけずにありとあらゆる種類の広告を効率的に取り除くことができます。AdLockがすべてを代行してくれるので、作業不要で広告のないインターネットを楽しんでください。

MacOSからAdChoicesを削除する方法

Macのシステムはウイルスやトロイの木馬に対しては十分に保護されていますが、正規のものでありながら侵入してくるアドウェアには反応しないことがよくあります。まずはインストールされているアプリのリストを確認しましょう。

  1. 画面の左上にある「移動」をクリックし、ドロップダウンリストから「アプリケーション」を選択します。
  1. すべてのアプリのリストの中から、怪しいと思われるアプリを見つけてください。「AdChoices」に関連する要素や未知の要素はすべて「ゴミ箱」に移動します。

まとめ

AdChoices」による広告をブロックするには、以下の4つの項目が重要となります。

疑わしいプログラムをすべてアンインストールする

インターネットサーフィンをしたり、他の便利なプログラムをダウンロードしたり、ファイルを共有したりするだけで、アドウェアを侵入させてしまうことがよくあります。「AdChoices」自体はウイルスではないので、お使いのセキュリティソフトでも検出されません。また、「AdChoices」はPCやスマートフォンに感染することはありませんが、「AdChoices」がインストールされている場合、広告のパーソナライズのためのデータを収集し、それに関する広告を提供します。インストールされているプログラムのリストを確認し、疑わしいものを検出して削除することがとても重要となります。

Webブラウザから拡張機能をアンインストールする

AdChoices」がその機能を実行するためには、ハードドライブに保存されている必要はありません。Webブラウザで十分です。Webブラウザ拡張機能のリストをチェックして、あやしいものがあれば削除してください。拡張機能はいつでも削除することができますが、何度も表示される場合はWebブラウザをデフォルト設定にリセットしてください。

Webブラウザの設定でポップアップ広告を無効にする

Webブラウザのセッション中にAdChoicesポップアップが表示されることをユーザー自身が許可している可能性もあります。最近のブラウザにはポップアップを無効にする設定が組み込まれているので、ポップアップブロック機能をオンにしてください。

マルウェア対策ソフトでデバイスをスキャンする

お使いのデバイスからサードパーティのサーバーに送信されるリクエストを検出する際には、マルウェア対策ソフトも便利です。「AdChoices」からのリクエストは一瞬で認識してブロックすることができ、アプリが広告データを読み込む際には警告が表示されます。ディープスキャンを実行して、不要な要素をすべて削除することをおすすめします。

AdChoices」は、最も綿密なチェックを行っても生き残ることができる優れた能力を持つことで知られています。そのため、上記のすべての手順を行った後でも、「AdChoices」のコードの一部がシステムに残っていても不思議ではありません。このため、信頼できるマルウェア対策ソフトを使って定期的にスキャンすることをお勧めします。

AdLockはマルウェア対策ソフトではありませんが、「AdChoices」に対処する際に役立ちます。怪しいサイトに近づかないようにしたり、新しいアドウェアをデバイスに定着させないようにするだけでなく、刺激的な広告に邪魔されることなく、より快適なWebブラウジングを実現します。事前に安全性を考えてその結果に対処するのではなく、広告の侵入自体を防ぎましょう。広告ブロックアプリ「AdLock」を使用すれば簡単に実現することができます。

よくある質問

誰がAdChoicesを運営していますか?

AdChoices」は民間企業ではありません。Digital Advertising Alliance (DAA)が運営する自主規制プログラムです。2009年に米国で設立されたDAAは、オンライン広告市場の規制強化、透明性、顧客保護を目的として、各国の主要な広告団体が共同で運営しています。これらの団体には、米国で最も影響力のある数百社の企業が加盟しています。

AdChoices」には、カナダやヨーロッパ版もあり、同様の共同コンソーシアムによって運営されており、地域の市場と各国政府の間を取り持つ役割を果たしています。もちろん、Google Inc.Yahoo!Facebookなどの強力なデジタル企業やオンライン広告プロバイダも参加しています。

AdChoices」はDAAが中心となって設立されましたが、このプログラムの組織モデルはむしろ分散化されており、個々の企業が顧客との関係に責任を持てるようになっています。そのため、オンライン広告バナーの「AdChoices」アイコンをクリックすると、DAAではなく、各企業のサイトに移動します。

Windows 7からAdChoicesを削除する方法を教えてください。

Windows 7からAdChoicesを削除する手順は、最新のOSバージョンと同様に非常に簡単です。「AdChoices」アプリ本体だけでなく、残っているプログラムファイルやフォルダも確実に削除する必要があります。以下の手順でAdChoicesアプリをPCからアンインストールしてみましょう。

  1. 「スタート」をクリックします。
  2. 「コントロールパネル」をクリックします。
  3. 「プログラムのアンインストール」を選択します。
  4. リストの中からAdChoicesを探し「アンインストール」をクリックします。

次に、システム内にAdChoicesのファイルが残っていないことを確認します。
Windowsエクスプローラーで「C:¥Program Files¥AdChoices」フォルダを検索し、AdChoices.dll ファイルを見つけて削除してください。PCの機能に影響を与えずAdChoicesのキャッシュが残っていないことを保証するため、見つかったら迷わず両方を削除してください。

最後に、AdChoicesが拡張機能としてお使いのWebブラウザに直接インストールされていないかを再確認しましょう。使用しているWebブラウザ(Chrome、Firefox、Opera、Edge)に関わらず、ブラウザの設定を開き、「拡張機能」タブに移動してください。拡張機能のリストからAdChoicesに関連するものをすべて削除し、PCを再起動します。

OutlookからAdChoicesを削除する方法

Outlookでメールをチェックするたびにさまざまな広告が表示されるかもしれませんが、すべての広告に共通しているのは、青い「AdChoices」アイコンです。「AdChoices」はOutlookの受信トレイに表示される広告のプレースホルダーも担当しています。

この機能は、アイコンをクリックすると利用できるオプションで構成されています。特定の広告を見ないようにしたり、興味のある広告のカテゴリを設定したり、広告が表示される理由を知ることができます。Outlookの無料プランは広告収入で成り立っているため、プレースホルダー自体を削除するオプションはありません。

Microsoftが提案する、メールのワークスペースの半分を覆う煩わしい広告バナーを取り除く方法は、Microsoft 365の有料プランを購入することです。12,984円/年を投資すれば、Outlookやその他のマイクロソフト製アプリの機能をフルに活用することができ、しかも広告は表示されず、セキュリティもストレージ容量も向上します。

しかし、高額な有料プランを購入する必要はありません。まずは、Outlookをはじめとするアプリケーションの広告に対応できる、高品質の広告ブロッカー AdLock のご使用を検討してみてください。

この強力なツールは、お使いのWindows PCのシステムレベルで動作し、アプリケーションやWebブラウザの広告プレースホルダーを消すことができます。

AdLock には無料版も用意されていますので、まだ使用されていない場合はぜひお試しください。

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