YouTubeを視聴していると、動画の再生前後や途中に表示される広告だけでなく、連続して流れる広告やスキップできない広告など、煩わしさを感じる場面が増えています。
Androidでは、こうしたYouTube広告を減らしたり、表示させないようにしたりするための方法がいくつか存在します。ただし、方法によって仕組みや制限が異なるため、自分の使い方に合った手段を知ることが重要です。
この記事では、YouTubeに表示される主な広告の種類を整理したうえで、AndroidでYouTube広告をブロック・回避する方法をまとめています。
YouTubeに表示される主な広告の種類
YouTubeでは、動画の再生前後や途中だけでなく、ホーム画面や検索結果など、さまざまな場所に広告が表示されます。ここでは、現在よく見かける主な広告形式を整理します。
スキップできない動画広告
スキップできない広告は、2018年に導入された比較的新しい広告形式ですが、現在では頻繁に表示されるようになりました。動画の再生前後や途中など、さまざまなタイミングで表示され、再生時間も、当初の短い5秒程度から20秒前後へと長くなっています。
このようなスキップできない広告が増えたことで、多くのユーザーがストレスを感じています。興味のないジャンルの広告が表示されることも多く、たとえば喫煙に関心がない人に健康被害を伝える映像が流れたり、特に悩みのない人に肌トラブルを強調した映像が表示されたりするケースもあります。こうした広告は視聴者の意思に関係なく再生され、途中でスキップできない点が大きな不満につながっています。
複数の広告が連続して再生される
さらに、複数の動画広告が連続して再生されるケースも増えています。広告が終わったと思って動画を見始めても、途中で再び広告が表示されることがあります。場合によっては、連続して表示される広告のうち1つがスキップできないこともあります。
スキップできない広告を連続で見ないといいけないなんて…
YouTubeのオーディオ広告(音声広告)
2020年にはオーディオ広告(音声広告)のβ版提供が開始され、2021年からは日本でも一部の企業で利用できるようになりました。現在では、多くのアカウントでオーディオ広告が配信される状況となっています。
YouTubeでは、音楽を再生したり、ラジオのように音声だけを流したりする使い方をしているユーザーも少なくありません。オーディオ広告は、こうした音楽・音声を中心に利用しているユーザー向けに配信される広告で、動画広告とは異なる形で割り込むため、別のストレスを感じやすい広告形式といえます。
広告としてのミュージックビデオ
最近のYouTubeでは、見たい動画が再生される前に、3分から5分程度のミュージックビデオが広告として表示される場合があります。短時間の広告であればまだ許容できても、このような長尺の広告に対しては、以前の15秒程度の広告の方がよかったと感じる方もいるかもしれません。
見知らぬ人のYouTube ストーリー
YouTube ストーリーは比較的新しい機能で、FacebookやInstagramのストーリーのような短い動画形式のコンテンツです。YouTuberが動画制作の合間などに、気軽に視聴者向けの投稿を行える仕組みとして利用されています。
YouTube ストーリーは技術的には広告ではありませんが、知らない人から、知らない言語で表示されるケースもあり、煩わしく感じることがあります。現在のところ自動再生はされませんが、画面上に表示される要素が増えることで、視聴時の集中を妨げる要因になる場合があります。
YouTubeを広告なしで楽しむ方法
YouTubeを広告なしで楽しむためには、いくつかの方法があります。ここでは、Androidで利用できる主な方法をまとめています。
AdLockでYouTubeの広告をブロックする
AndroidでYouTubeの広告をブロックする方法として、おすすめなのが広告ブロックアプリ「AdLock」を使用する方法です。
AdLockでは、YouTube専用プレイヤーやWebブラウザ上でYouTubeをご覧いただくことで、広告なしでYouTubeを視聴することができます。
※ AdLockではYouTube公式アプリ内の広告を直接ブロックすることはできません。これはYouTubeアプリ側の仕様による制限のためです。
バックグラウンド再生も可能なYouTube専用プレイヤー

AdLockは、YouTubeの広告をブロック可能なYouTube専用プレイヤーを搭載しています。この専用プレイヤーを使用すれば、広告をブロックできるだけでなく、YouTube Premiumに加入しなくてもバックグラウンド再生が可能です。再生速度の変更、画質の変更、お気に入り登録、シャッフル再生などの機能も搭載されています。
また、ピクチャ・イン・ピクチャに対応しており、LINEやX、ニュースアプリなどを操作しながらYouTube動画を再生できます。

YouTube専用プレイヤーについての詳細は以下のページをご覧ください。
Webブラウザ上でYouTubeの広告をブロックする
YouTubeの広告をブロックするもう一つの方法が、ChromeなどのWebブラウザでYouTubeを視聴する方法です。AdLockを起動しておけば、Webブラウザ上で再生されるYouTubeの広告をブロックすることができます。
また、Webブラウザ版のYouTubeをホーム画面に追加しておくと、アプリのようにすぐアクセスできます。WebブラウザでYouTubeを開いた後、画面右上のメニューから「ホーム画面に追加」をタップし、画面の案内に従って操作してください。ホーム画面にアイコンが表示され、そこからWebブラウザ上のYouTubeをすばやく開けるようになります。


Webブラウザ版とネイティブアプリ(YouTubeアプリ)ではアイコンが異なるため、簡単に見分けることができます。

AdLockは、Androidのシステム全体で広告をブロックできるアプリです。AdLockをAndroidスマートフォンやタブレットで実行すると、Webブラウザ、アプリ、ゲーム、メッセンジャーなど、さまざまなAndroidアプリ上の広告をブロックできます。
AdLock for Android には無料版があり、14日間すべての機能を試すことができます。まだ使ったことがない場合は、AdLockでYouTubeの広告がどの程度ブロックされるか確認してみてください。
広告ブロックアプリを使わずに、AndroidでYouTube広告を削除する方法
Android端末でYouTubeの広告をブロックするには、他のサードパーティ製ツールを使うこともできます。サードパーティ製のYouTubeクライアントは数多く存在し、以下のようなメリットがあります。
- 効率的な広告除去
- ほとんどのAndroidデバイスとの互換性
- 広告ブロックアプリなどの追加ツールなしで動作
- 端末のROOT化が不要
一方で、このようなアプリを使用することによる潜在的なデメリットとしては、以下のようなものが考えられます。
- 不安定なパフォーマンス
- 個人情報漏洩
- アクティビティ・トラッキング
- サポートを受けられない
Android端末上のデータに無制限にアクセスできるとすれば、それは最大のデメリットのように思えます。無名の開発者に個人情報を知られることは実際には非常に危険です。このため、プライバシーを危険にさらしてまで「代替」のYouTubeクライアントをAndroidにインストールすることはおすすめしません。しかし、もしサードパーティー製のYouTubeクライアントを使用する場合、以下のような手順が一般的となります。
- 端末の設定で「提供元不明のアプリのインストールを許可」します。
- サードパーティ製のYouTubeクライアントをオンラインで探します。Google Playにはまともなものがないと思われますので、他の場所を探した方がいいでしょう。
- 「このファイルはお使いのデバイスに損傷を与える可能性があります」という警告が表示されたら、「OK」をタップします。それでもxxx.apkを保存しますか?」という警告が表示されるので、「OK」をタップしてダウンロードを進めます。
- アプリをインストールします。クライアントによっては、「ヘルパーツール」もインストールする必要があります。
- 新しいクライアントを起動し、YouTubeの広告が実際にブロックされるかどうかを確認します。

YouTube アカウントをプレミアムにアップグレードする
YouTubeの広告を消す方法のひとつが、YouTube Premiumに加入する方法です。

YouTubeが大量の広告を表示するのは、収益を得るための戦略のひとつです。広告枠を販売することで収益を確保するだけでなく、有料プラン「YouTube Premium」への加入を促す目的もあります。
YouTube Premium(旧称:YouTube Red)は、以下のような機能を利用できる有料プランです。
- 広告なしでの動画視聴
- 事前にダウンロードした動画のオフライン再生
- バックグラウンド再生、画面オフ再生
- YouTube Music Premium の利用
- YouTube Originals(YouTubeのオリジナルコンテンツ)の視聴
月額1,280円でこれらの特典を利用できる点は、ひとつの選択肢といえます。一方で、この料金を毎月支払わないユーザーにとっては、広告が増え続ける状況に不満を感じやすいのも事実です。
広告ブロック機能付きWebブラウザを使用する
YouTube Premiumに加入せずにYouTubeの広告をブロックする方法のひとつが、広告ブロック機能付きのWebブラウザを使用する方法です。
広告ブロック機能付きWebブラウザには、ページ上の広告を非表示にする機能が搭載されています。Google Playや一部のサードパーティマーケットから入手でき、代表的なものとしては、Brave Browser、Bromite、AVG Browser、Ghostery Privacy Browserなどがあります。
これらのブラウザには、広告ブロック機能のほか、トラッカーブロッカーやプライベートブラウジング(シークレットモード)などの機能が搭載されています。Webブラウザ上でYouTubeを再生する場合、広告が表示されにくくなるケースもあります。

広告ブロック機能付きWebブラウザのデメリット
ただし、Webブラウザ上の広告のみが対象となるため、YouTube公式アプリを含むAndroidアプリやゲーム内の広告には対応できません。
また、すでに別のWebブラウザを使っている場合は、ブックマークや保存済みパスワード、設定などを移行する必要があり、手間に感じることがあります。
YouTube動画を広告なしでダウンロード
YouTubeの動画を広告なしで視聴する方法のひとつに、動画を端末にダウンロードして再生する方法があります。あらかじめ保存しておけば、通信環境に左右されずに再生でき、広告も表示されません。
YouTube動画をダウンロードするためのアプリやWebサービスは複数存在しますが、利用にあたってはいくつか注意点があります。
ダウンロード系ツールの注意点
まず、YouTubeでは公式に動画ダウンロードを許可しているのは YouTube Premium のオフライン再生機能のみです。サードパーティ製のダウンロードツールを使った保存は、YouTubeの利用規約に抵触する可能性があります。
また、YouTube上の動画には著作権があり、ダウンロードした動画を再配布したり、商用利用したりすることは禁止されています。個人で視聴する目的であっても、利用は自己責任となります。
安全性に関する注意
一部のダウンロードアプリやWebサービスでは、インストール時に不要なアプリが同時に導入されたり、個人情報の入力を求められたりするケースがあります。Google Playに掲載されていないツールを利用する場合は、安全性を十分に確認する必要があります。
動画ダウンロードは、広告を回避する手段のひとつではありますが、規約面・安全面のリスクがあります。手軽さや安心感を重視する場合は、AdLockのYouTube専用プレイヤーやWebブラウザでのブロックなど、公式アプリを使わずに広告を回避できる方法のほうが扱いやすい場合もあります。
YouTubeを広告なしで視聴するためのサードパーティ製ツール
YouTubeの動画は、YouTube以外のWebサイトやツール上でも再生できる場合があります。こうしたサードパーティのプラットフォームは、動画の再生に特化した画面を用意するなど、YouTubeとは違う使い方を前提に作られています。
こうしたツールが使われる場面
YouTube以外で再生したい理由はいくつかあります。たとえば職場のネットワークでYouTubeへのアクセスが制限されている場合や、制限がなくても、おすすめ動画やコメントに職場では見せたくない内容(NSFW)が混ざることがあります。Quietube のようなツールは、動画以外の要素を画面から外し、再生に集中できるように設計されています。
もう一つの理由は、家庭や教室での利用です。コメント欄には子どもに不適切な内容が含まれることがあり、関連動画の提案も授業に向かない場合があります。Watchkin、View Pure、SafeShare.tv などは、こうした用途を想定し、表示を整理したり、教育向けのプランを用意したりしています。
注意点
これらのツールは、広告を避けて視聴する目的でも使われることがあります。ただし、日常的な利用には向きません。動画ダウンローダーと同様に、公式プラットフォーム以外での動画ストリーミングは YouTubeの利用規約に違反する可能性があり、著作権の問題も発生します。
また、この種のサービスは技術的な制約があることが多く、データのプライバシーやサイバーセキュリティの観点でも不安が残ります。中間業者を挟んだデータのやり取りは、通信や処理の内容によっては第三者に狙われる可能性もあります。
VPNを使ってYouTube広告をブロックする
VPNアプリの主な役割は、通信を暗号化し、別のサーバーを経由してインターネットに接続することです。一部のVPNサービスには、DNSリクエストをフィルタリングする仕組みが搭載されており、この機能によって広告をブロックできる場合があります。
ただし、広告ブロックはVPNの本来の目的ではありません。広告ブロック機能を備えたVPNアプリは多くなく、対応していても簡易的なケースがほとんどです。そのため、トラッキング対策にはなるものの、YouTube上の広告が通常どおり表示される場合もあります。
VPNを使う場合の注意点
VPNを有効にすると、通信が別サーバーを経由するため、インターネット速度が低下する可能性があります。また、海外サーバーに接続した場合、YouTubeのトップページやおすすめ動画、設定内容がその国向けのものに切り替わり、使いにくく感じることがあります。
さらに、特に無料VPNアプリでは、運営実態が不明確なものも多く、マルウェアの混入や個人データの取り扱いに不安が残るケースがあります。利用する場合は、提供元やプライバシーポリシーを確認したうえで慎重に判断する必要があります。
VPNを使った広告ブロックは、補助的な手段として利用されることはありますが、安定してYouTube広告を消したい場合には向いていません。広告ブロックを目的とする場合は、AdLockのYouTube専用プレイヤーやWebブラウザでのブロックなど、広告対策を主目的とした方法の方が扱いやすいといえます。
YouTubeアプリ上の広告をブロックできない理由
YouTube公式アプリの広告をブロックできない理由は、アプリ側のセキュリティ仕様にあります。
YouTubeを含む多くのアプリは、HTTPSなどの安全な通信方式を使用しています。広告をブロックするためには、通信内容を一度解析する必要がありますが、その場合、広告ブロックアプリが通信の途中に入り、証明書を置き換える仕組み(MITM方式)が必要になります。
しかし、Android 7.0(Nougat)以降では、ユーザーが追加した証明書をアプリが信用しない仕様になっています。YouTubeアプリもこの仕様を採用しているため、広告ブロックアプリが証明書を差し替えようとしても通信が拒否され、動画自体が再生できなくなってしまいます。
このような理由から、AdLockに限らず、YouTube公式アプリ内の広告を直接ブロックする方法は存在しません。
最後に
本記事で紹介したように、YouTubeの広告を消す方法はいくつかありますが、手軽さや安全性のバランスを考えると、広告ブロックアプリ「AdLock」を使用する方法がおすすめです。
YouTube専用プレイヤーやWebブラウザ経由での視聴により、広告を表示させずに動画を再生できます。さらに、Webサイトやアプリ内の広告もまとめてブロックできるため、Android全体の広告対策としても活用できます。
AdLock for Android には、14日間全機能を使用可能な無料版があります。
まだAdLockを使ったことがない場合は、まずは無料版で動作を確認してみてください。
無料版は以下のリンクからご利用いただけます。
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