日本でインターネット広告が登場してから25年以上が経過しました。インターネット広告は年々その数が増え、インターネットを利用する上で大変わずらわしいものとなってしまいました。今では、ポップアップ広告、バナー広告、自動再生される動画広告など、その種類も様々です。
まだ「Google の広告をブロックする方法」をご存知ないなら、ぜひ本ページをご覧ください。
Google とは何か
Googleは、1997年にLarry Page氏とSergey Brin氏によって開発された世界最大のウェブ検索エンジンです。
Googleは当初、Page氏の学位論文のテーマとして開発されました。彼は「あるページにリンクしているWebページを見つける」という課題に着目し、科学論文における引用の役割になぞらえて、バックリンクの数や性質がそのページに関する貴重な情報であると考えました。
その後、Brin氏が加わり、1996年、約75万件のインターネットページをインデックス化できる実用的なWebクローラーが開発されました。彼らがGoogleという名前を登録したのは1997年だったため、この年がGoogle誕生の年とされています。
今では Googleという単語は、26の言語で「オンラインで何かを検索する」という意味を表す言葉になりました。
Google広告の種類
Googleの広告をブロックしたいなら、まずGoogle広告の種類を確認しましょう。Google広告には、以下のような種類があります。
検索広告・PPCメディア広告
このタイプの広告は、関連する検索結果や、AdSense広告を設置したGoogleのパートナーサイトで表示されます。
検索広告
Googleの検索結果やGoogleと提携している検索エンジンで表示されます。この広告には、5つのタイプがあります。
- モバイルアプリ上の拡張テキスト広告
- モバイルアプリのインストールを促す広告
- アプリ内でユーザーに特定のアクションを促す広告
- Webサイトのコンテンツに基づく自動広告
- 電話発信数の増加を目的とした広告
ショッピング広告
商品や製品を宣伝するための広告です。
動画広告
動画広告は、もっともわずらわしい広告だと言えます。ドラマなどの一気見を邪魔されたり、突然大音量で再生されたりと迷惑なものも多数存在します。動画広告には以下のような種類があります。
- インストリーム広告
見たい動画を再生する際、再生前、再生中、再生後に表示される広告です。通常、広告は5秒以上視聴するとスキップできるようになります。 - ディスカバリー広告
動画一覧の中に動画広告が表示される場合があります。このような広告は6秒間続き、スキップすることができません。
アプリ上の広告
Web検索やWebページだけでなく、ゲームやアプリ上に表示される広告です。広告は通常クリック可能で、広告対象のアプリのダウンロードやインストール、商品の購入など、他のWebサイトへ誘導される場合があります。
パーソナライズド広告
Googleの検索履歴や閲覧履歴を使用し、その内容に基づいてあなたが興味を持ちそうな広告を表示します。インターネット上の履歴に基づいたGoogleの広告をブロックしたい場合、以下の「パーソナライズド広告を停止する方法」欄をご覧ください。
ディスプレイ ネットワーク
Googleディスプレイネットワーク(GDN)とは、Google 広告を掲載することができる200万以上のWebサイト、アプリケーション、動画の総称です。Googleディスプレイネットワークは、自動化されたターゲティング機能によって、広告主が適切なターゲットを見つけることができるよう設計されています。潜在顧客を引きつけるような魅力的な広告フォーマットも多数用意されています。
Chrome でパーソナライズド広告をブロックする方法
Googleが配信するパーソナライズド広告を停止するには、「広告のパーソナライズ」をオフにする必要があります。「広告のパーソナライズ」をオフにする方法は、以下のとおりです。
※ Googleアカウントにログインしている状態で実行してください。
- Google アカウントの広告設定ページを開く。
- 「広告のカスタマイズはオンになっています」右側のスイッチをクリックする。
- 表示された画面で「無効にする」をクリックする。
この設定をオンにすると、閲覧履歴に基づくGoogleの広告をストップすることができます。ただし、全く広告が表示されなくなるわけではありません。代わりにランダムな広告が表示され、あなたの情報は広告主に共有されます。Googleの広告を完全に削除する唯一の方法は、広告ブロッカー(広告ブロックアプリ)を使用することです。
Android端末でパーソナライズド広告をブロックする方法
Googleのパーソナライズド広告にうんざりしているなら、それを取り除く方法はいくつかあります。最初の方法は、Webブラウジング活動データを読み取るGoogleのトラッカーを無効にすることです。
これは一度にすべてのGoogle広告を非表示にする方法ではありません。広告の表示は継続されますが、検索履歴・閲覧履歴に基づいた広告は表示されなくなります。
Googleが強制するパーソナライズド広告を無効にするには以下の手順をご覧ください。
※以下は一般的なAndroid端末での手順です。OSのバージョンや機種によっては手順が異なる場合があります。
- Android端末の「設定」アプリを開く
- 「Google」>「サービス」>「広告」の順にタップする
- 「広告のカスタマイズをオプトアウト」をオンにする
- 設定画面を閉じる
特定の広告をオフにする
Webブラウザの設定を調整してもオンライン上のすべての広告をブロックすることはできませんが、不要な広告をオフにすることは可能です。
不要な広告を削除する
広告をブロックすることで、その広告主の広告が表示されなくなります。広告主が複数のWebサイトやサービスを持っている場合は、複数の広告をブロックする必要があります。広告をブロックする方法については以下をご覧ください。
Google のサービスの場合
スマホやタブレットのGoogle検索
- 「情報」アイコン(ⓘ)をタップする。
- 「広告の表示について」をタップする。
- 「この URL からの広告を表示: (広告主)」 を無効にする。
YouTube
- YouTube で「情報」アイコン(ⓘ)をタップする。
- 「この広告の表示を停止」をタップする。
Gmail
- Gmailで、「情報」アイコン(ⓘ)をタップする。
- 「同様の広告を管理」をタップする。
- 「この広告主をブロック」をタップする。
提携するウェブサイトやアプリケーション
- 広告の右上にある削除アイコン(x)をタップする。
- 「この広告の表示を停止」または「問題がある広告として報告」をタップする。
iPhone / iPad で Google広告をブロックする方法
Safariは、他のWebブラウザと同様に、デフォルトでユーザーのWebブラウジングアクティビティに関する情報を広告主に提供しています。広告主があなたに関するデータを取得するのをブロックするのはとても簡単です。以下の手順をご覧ください。
- 「設定」アプリをタップする。
- 「Safari」をタップする。
- 「プライバシーとセキュリティ」欄の「サイト越えトラッキングを防ぐ」をオンにする。
これによって、広告主によるWebサーフィンの追跡をブロックすることができます。
また、以下の手順で Apple から配信される広告を制限することができます。
- 「設定」アプリをタップする。
- 「プライバシー」をタップする。
- 「Apple の広告」をタップする。
- 「パーソナライズされた広告」をオフにする。
ここで、Google広告をブロックしたり制限したりする従来の機能について考えてみました。これらの方法はそれなりに効果がありますが、目障りな広告を取り除くには信頼できる広告ブロックアプリを使用するのが一番です。
FirefoxでGoogle広告をブロックする
Firefoxで不要な広告を削除する手順は、Chromeの手順とよく似ています。
まず、Chromeと同様に Google アカウントのページで広告のパーソナライズをオフにします。
そこで、目が痛くなるような広告が続く場合は、次のようにしてください。
Google のサービスの場合
スマホやタブレットのGoogle検索
- 「情報」アイコン(ⓘ)をクリックする。
- 「広告の表示について」をクリックする。
- 「この URL からの広告を表示: (広告主)」 を無効にする。
YouTube
- YouTube で「情報」アイコン(ⓘ)をクリックする。
- 「この広告の表示を停止」をクリックする。
Gmail
- Gmailで、「情報」アイコン(ⓘ)をクリックする。
- 「同様の広告を管理」をクリックする。
- 「この広告主をブロック」をクリックする。
提携するウェブサイトやアプリケーション
- 広告の右上にある削除アイコン(x)をクリックする。
- 「この広告の表示を停止」または「問題がある広告として報告」をクリックする。
ポップアップ広告をブロックする方法
さらにポップアップブロックを有効にすることもできます。以下の手順をご覧ください。
ChromeでGoogleのポップアップ広告を無効化する
- Google Chromeを起動する。
- 右上のメニューアイコン(⋮)をクリックする。
- 「設定」をクリックする。
- 「セキュリティとプライバシー」をクリックする。
- 「サイト設定」をクリックする。
- 「ポップアップとリダイレクト」をクリックする。
- 「サイトにポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可しない」を選択する。
FirefoxでGoogleのポップアップ広告を無効化する
- Firefoxブラウザを起動する。
- 右上のメニューアイコン(三本線のアイコン)をクリックし「設定」を選択する。
- 「プライバシーとセキュリティ」をクリックし「許可設定」欄の「ポップアップウインドウをブロックする」をチェックする。
上記の方法はGoogleのポップアップ広告を停止するために役立ちますが、Web上のあらゆる種類の広告を取り除くには、広告ブロッカーの導入をおすすめします。AdLockは、現在公開されている最もすぐれた広告ブロッカーの一つです。まだご使用いただいていない場合、ぜひお試しください。
Googleの広告をより少なくするためには
上記の内容では不十分な場合、以下をご覧ください。Googleの広告を取り除くための他の方法についてご紹介します。
Chrome以外のブラウザを使用する
Firefox や Operaは広告ブロックとプライバシー保護ツールを内蔵していますが、かなり限定的であり、最大限の効果を保証するものではありません。この他に、以下のような高度なプライバシー保護と広告ブロックに重点を置いたWebブラウザが存在します。
- Tor ブラウザ
- Brave
- Epic Privacy Browser
これらのWebブラウザは、Web上のプライバシーに関する信頼性、便利でシームレスなネットサーフィン、そして広告ブロックなどの多くの追加機能を搭載しており、かつ、無料。多くのユーザーに支持されています。
プライベートサーチエンジンを使用する
プライバシーを尊重し、いかなる情報も追跡しないプライベートな検索エンジンを使用することもできます。ただし、検索エンジンの中には、検索エンジンが主張するほど安全でないものもあることを覚えておいてください。
ユーザーのプライバシーの保護、適切な検索結果の提供、Webサーフィンの利便性を兼ね備えた検索エンジンには以下のようなものがあります。
- DuckDuckGo
Torブラウザのデフォルトの検索エンジン - MetaGer
ドイツのNPO法人が開発 - Qwant
フランス発の検索エンジン
Webブラウザのシークレットモードを使用する
最近のWebブラウザにはシークレットモードが搭載されています。シークレットモードで閲覧すれば、ウィンドウを閉じるとすぐに、セッション(クッキー、履歴などを含む)が消去されます。
シークレットモードでもトラッカーが個々のユーザーを識別することは防ぐことができません。広告プロバイダーは、シークレットモードでもデータを収集しています。
AdLockを使用してGoogle広告をブロックする
AdLockを使用すれば、不要なアドウェアを遮断し、Webブラウザ(Chrome、Edge、Firefox、Opera など)やアプリ上のあらゆるインターネット広告を非表示にすることができます。Googleの広告を無効にするために追加の拡張機能やアドオンは必要ありません。何らかの理由でまだWindows版をインストールしていない場合は、以下のリンクからダウンロードしてください。
AdLock for Windows のインストール
以下のインストール方法ページをご覧いただき、AdLock for Windows をインストールしてください。
AdLock を起動し、調整する
AdLockを起動した瞬間から、Google広告のブロックが開始されます。ユーザーのニーズに合わせて広告ブロック機能を調整することもできます。
例えば、特定のWebサイト上のGoogle広告をオフにしたくない場合、以下の手順で除外リストに登録することができます。
- AdLock 起動する
- 「広告ブロック」から「除外リスト」画面に移動し「アイテムを追加」をクリックする。
- 「www.example.com」の形式でURLを入力する。
それ以後、AdLockは除外リストに登録されたものを除き、あらゆるWebサイト上の広告をブロックします。
AdLock は、Windows版だけでなく、iPhone / iPad、Android、Mac にも対応しています。お好きな端末で、ぜひAdLock の効果を体験してください。
YouTube, TVerの広告もブロック
スマホ/タブレット/PCの
広告を削除